イントロダクション/ストーリー

時の流れと戦う、すべてのビルオーナー、ビル管理者の皆様にー

イントロダクション

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時の流れが、豊かに育んでゆくものがあります。その一方で、時と共に失われていく価値があります。
年月を経たビルを擁するオーナー、管理者は、たえずこの厳しい現実と向き合い、時の流れに抗して戦い続けています。
この物語の主人公も、そんなビルオーナーの一人。限られた条件で、どうすればビルの価値を高め、次の世代に受け継いでいけるだろう―。彼の悩みは尽きません。ある時、彼は決断します。"第二の玄関"とも呼ばれる、エレベーターのリニューアル。この決断は、ビルの未来に、そしてビルを取り巻く人々に、何をもたらすでしょうか?
ヒューマンなドラマ展開の中に、描き出していきます。

出演:村野 武範(案内人)
岩間 沙織(元セイントフォー)
石山 雄大
杉山 英一郎 / 奥田 武士 / 南風 佳子 / 足立 学 / 滝口 いずみ

ストーリー

父が、それを切り出したのはいつものように突然だった。
もう30を過ぎたというのに、あいかわらず気ままな暮らしを続けている長男・不二夫に、家業であるビル経営を手伝えというのだ。
「だって俺、やりたいことあるし…」渋る不二夫に、父・麒一郎は、やんわりと、しかし有無をいわさぬ響きで言った。
「別にビル経営は1日8時間の仕事じゃない。自分の時間は作ろうと思えば作れる。ただ、頭のどこかに、テナント料を払ってくれる人たちのことを置いとくことを忘れるな」

麒一郎が手始めに不二夫に任せた仕事は、エレベーターにまつわる問題の解決だった。折しも、4階の学習塾の子供たちの間に、
「エレベーターに幽霊が出る」という噂が広まっていたのだ。
この幽霊さわぎをきっかけに、古くなってしまったエレベーターをめぐって、リニューアルを断行するか否か。オーナー父子と、テナントたちの波瀾の日々がはじまった。

そんな中、麒一郎の身辺には、正体不明の女の影が見え隠れする。いったい彼女は誰なのか?
エレベーターリニューアルの成否は?
そして、ビルの未来を次代へ託していこうとする麒一郎の想いを、不二夫は受け止められるだろうか―。

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